400年以上続く伝統の轆轤(ろくろ)挽き
山中漆器は、轆轤挽物(ろくろ)木地の分野では国内トップシェアを誇っており、全国各地の塗り物の産地にお椀などの木地を提供しています。木地師中出博道氏はその伝統を引き継ぎながらも、新作を発表するなど次代にその技術を継承するため日々研鑽を積み重ねています。
木地作りには、まず、欅、水目桜、栃などの乾燥木材を仕上げたい作品より大きい寸法にて木取りし、円柱の材を作りそれを仕上げたいある程度の形に荒挽きします。そして、木地の動き(くるい)を取るため2〜3ヶ月乾燥させ、その後轆轤挽きし本仕上げします。
中出博道さん作歴
【昭和61年】山中漆器新作展 初入選【平成 2年】石川県伝統産業振興協会 技能奨励者賞を受賞
【平成 5年】山中漆器木地新作展 北国新聞社社長賞を受賞
【平成 9年】第23回 石川県デザイン展銅賞を受賞
ほか、数々の賞を受賞